勝つトレードルールを決める

勝つトレードルールとはすなわち、優位性のあるトレードルールです。
（これから話すトレードルールというのは、先程まで話してきた”損切り”などのルールではなくて、もっとテクニカルな、エントリーやイグジットについてのルールを指しています。）


いくらトレードルールを守ったところで、そのトレードルールに優位性がなければ、勝つわきゃない。これは当たり前ですね。

優位性のあるトレードルールに欠かせないもの。それは、そのトレードルールが”損小利大”を実現できること。

誤解を恐れずに言えば、トレードの勝率が５０％以下であっても、損小利大の取引を実践すれば、トータルで勝っちゃいます。

ここでひとつ注意点です。
”トータルで勝つ”とは、”全然負けない”とは違います。マーケットの動きを完全に予想することはできませんので、当然にして負けることはあります。
「勝ったり負けたりはするけれど、損小利大のトレードをしているから、トータルでは勝っている」ということです。
例えば、「１ヶ月で２０戦１０勝１０敗だが、トータル損益では勝った」ということです。

これは、どんなに優れた百戦錬磨のトレーダーにも当てはまります。
損失を極端に嫌うトレーダーの末路は豚トレーダーであることを再認識してください。

ついでに言うと、あなたがマーケットに参加した瞬間から、百戦錬磨のプロトレーダー達をも相手にしているという事実もしっかり認識しておいてください。
昨日までサラリーマンだった人が、突然今日になってプロ野球になって成功するとは誰も思いませんが、なぜかマーケットの世界では成功すると無謀にも信じてしまう人が後を絶ちません。そういう人がいるから勝つ人がいるというのもまた事実ではありますが。
マーケットにはマーケットのプロも参加していることを、念のため再認識しておきましょう。

話がそれてしまいました。
それではつぎに、優位性のあるトレードルールについて考えてみましょう。

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