デイトレードにおいて感情に支配されるとは？

マーケット参加者の感情

誰しも損はしたくない。損をしようと思ってマーケットに参加している人間など、いるはずがありませんよね？

しかしながら現実には、損したいと思っているとしか思えないトレードを続けるデイトレーダーが山ほどいるのもまた事実です。
そんなデイトレーダーは、マーケットにおいて「豚トレーダー」と言われています。マーケットにやってきた途端、狼の餌食になる運命です。

豚とはすなわち、煩悩に支配され、感情のおもむくままにトレードを続ける「感情トレーダー」です。

マーケットの狼になるためには、ある”才能”が必要です。
才能というと大げさに聞こえるかも知れませんが、わかってしまえば、「なんだ、そんな簡単なものか」と思われるかも知れません。
しかしながら、その簡単な才能なくして、デイトレーダーとしての成功はあり得ないと言って良いでしょう。

でも、デイトレードにおいてこの”簡単な才能”を発揮し続けるのは、実は結構ムズカシイんです。

ダイエットを例に考えてみましょう。

「一日に１時間歩くこと、寝る前の２時間以内には何も食べないこと。この２つを絶対に守り続ける」というルールを作るとします。
そもそもダイエットに取り組む人は、”外見を磨きたい”とか”健康な体を手に入れたい”という願望を持っています。
特に女性は、太っていることに引け目を感じていることも多く、痩せることへの願望はとても強い。
”痩せたい”という意思があって、それを実現するための方法もわかっている。
しかも、そのルールはとっても簡単。毎日フルマラソンを３時間で走るような、困難なことは求められていないんですから、よほどのことが無い限り、痩せられるのではないかという気がします。

でも、現実には、ダイエットに成功する人は、多くありません。
こんな簡単なルールでも、実践するのは難しいんです。

なぜか？

人間には感情があるからです。
「今日は疲れた。１時間歩くのはツライ」「あ〜、お腹すいた。腹ペコでは寝付けないし・・・」などと、自分に言い訳をし、ルールを破ります。
要するに、「わかっちゃいるけど、実践できない」って人が多いんです。

これは、デイトレードについても同じです。儲けたいという意思があって、そのためのルールもわかっている。でも、なかなかそのルールを守れない。
だから、相変わらず豚トレーダーと言われる人が９割もいるんです。


では、あなたが豚トレーダーにならないために必要な才能とは何なのか？
ここまで読んでいただければ、おぼろげにも見えてきたかも知れません。

そうです。デイトレードに必要な才能とは、”トレードルールを守る”という才能です。
感情に左右されず、ひたすらにトレードルールを守ることに徹する才能です。
（勿論、そもそも勝てるルールを定める必要がありますが、これについては後ほど書いていきます）

この感情に左右されるか、されないか、の違いをわかっていただくために、次に”豚トレーダー”と”狼トレーダー”という記事を書きましたので、まずはそちらを読んでみてください。

豚トレーダーのトレード�@勝ちにこだわるザラ場以外の時間帯に、これから手掛けるべき株の銘柄を丹念に調べ上げます。「これは上がりそうだ。よし、今日はこの銘柄で勝負だ...

狼トレーダーのトレード�@勝ちにこだわらないザラ場以外の時間帯に、これから手掛けるべき株の銘柄を丹念に調べ上げます。「よし、今日はこの銘柄をチェックだな。自らのト...

長期投資と塩漬けは意味が違いますこんな経験ありませんか？デイトレードやスイングトレードで値上がりを期待して買い出動↓値上がりを神に祈るも虚しく下落↓...