豚トレーダー

豚トレーダーのトレード

?勝ちにこだわる

ザラ場以外の時間帯に、これから手掛けるべき株の銘柄を丹念に調べ上げます。
「これは上がりそうだ。よし、今日はこの銘柄で勝負だ！」

自分の理想的な寄り付き値であることを確認し、意気揚々と”買い”ボタンをクリック！
「よし、予定通り３，０００円で買えた。ここ数日のトレンドからいって、３，１２０円程度までは狙えるかな。そこまで待って利確だな。」

程なくその株の株価は上昇を始めます。３，０３０円→３，０６０円→３，０９０円・・・
「おっしゃ！思ったとおりだ。この調子この調子♪♪」

しかし、次の瞬間、思わぬ展開が待ち受けます・・・そう、株価は下降しはじめちゃいます。３，０７０円→３，０４０円→・・・
「ぐぬぬ・・・こんなハズじゃ。これじゃ今までの値上がりが消し飛んじゃうじゃないか。利益があるうちに売っておくか・・・」

豚トレーダーは止む無く”売り”ボタンをクリック。３，０００円で買った株は、結局３，０４０円で売れた。
「まあ、利益は減ったが、損するよりマシだよな。勝ったんだから、よく頑張ったじゃないか。」

結局その後、株価は持ち直し、３，１００円で大引けを迎えた。
豚トレーダーは、勝ちにこだわるあまり、少ない利益でこのトレードを降りてしまいました。


?負けを認めない

ザラ場以外の時間帯に、これから手掛けるべき株の銘柄を丹念に調べ上げます。
「これは上がりそうだ。よし、今日はこの銘柄で勝負だ！」

自分の理想的な寄り付き値であることを確認し、意気揚々と"買い"ボタンをクリック！
「よし、予定通り３，０００円で買えた。ここ数日のトレンドからいって、３，１２０円程度までは狙えるかな。そこまで待って利確だな。」

しかし、程なくその株の株価は下降を始めます。２，９７０円→２，９５０円→・・・
「やべっ！でも、そのうち反転してくるはずだ・・・いま損切りして、すぐに反転したらバカバカしいじゃないか。もう少し待ってみよう。」

しかし、株価は下がり続けます。３，０００円で買った株は、すでに２，８９０円に。
「くそっ！こんなんなら２，９４０円の時に損切りしとくんだったぜ。今更こんな値段で売れるかよ。まあ、そのうち見直されて値上がりするだろうから、今日のところはこのままにしておこう・・・。」

豚トレーダーは、負けを認めたくないあまり、”塩漬け”を選択してしまいました。

これはいわゆる「利小損大」の典型的なパターンです。
利益は少ない一方で、大きな塩漬け株を作ってしまい、機動的に動かせる資金がどんどんなくなり、やがて投下できる資金はなくなります。
これを繰り返している限り、残念ながら、決して狼になることはありません・・・