狼トレーダー

狼トレーダーのトレード

�@勝ちにこだわらない

ザラ場以外の時間帯に、これから手掛けるべき株の銘柄を丹念に調べ上げます。
「よし、今日はこの銘柄をチェックだな。自らのトレードルールに従ってキッチリ仕事したるぜっ！」

自分の理想的な寄り付き値であることを確認し、シナリオ通りに冷静に"買い"ボタンをクリック。
「３，０００円で買えたな。ここから予想通り値を上げれば、トレイリングストップで利益を確保しつつ、最大限の利益を狙う。意に反して下がる場合は、２，９５０円で損切りだ。」

程なくその株の株価は上昇を始めます。３，０３０円→３，０６０円→３，０９０円・・・
「利益が乗ってきたな。トレイリングストップをオーダーだ。３，０３０円を下回ったら利確するとして、値上がりを最大限追うというシナリオを続行するのみだ。」

次の瞬間、織り込み済みの展開が待ち受けます・・・そう、株価は下降しはじめちゃいます。３，０７０円→３，０４０円→・・・
「３，０３０円になれば自動的に利確だが。さて、どうなったところで全てはシナリオ通りに作業するのみだ。」

株価は３，０４０円を付けた後、再び上昇を始め、狼トレーダーは大引けで３，１００円で売り決済しました。
「３，１００円決済、１００円の利益か。結果はどうあれ、全ては想定内のシナリオ・・・なんの刺激もありゃしないな。」

狼トレーダーは、なんの感情の起伏もなく、一日のトレードを終えました。


�A負けを認める

ザラ場以外の時間帯に、これから手掛けるべき株の銘柄を丹念に調べ上げます。
「よし、今日はこの銘柄をチェックだな。自らのトレードルールに従ってキッチリ仕事したるぜっ！」

自分の理想的な寄り付き値であることを確認し、シナリオ通りに冷静に"買い"ボタンをクリック。
「３，０００円で買えたな。ここから予想通り値を上げれば、トレイリングストップで利益を確保しつつ、最大限の利益を狙う。意に反して下がる場合は、２，９５０円で損切りだ。」

程なくその株の株価は下降を始めます。２，９７０円→２，９５０円→・・・
「予想は間違っていたようだ。予定通り損切りだ。」

狼トレーダーはこの株を２，９５０円で損切りしました。その後も株価は下がり続け、すでに２，８９０円に。
「勝つこともあれば負けることもあるさ。若干の資金の減少はあったが、明日に戦う資金は回収済みだ。明日の勝負銘柄を物色するとしよう。」

狼トレーダーに塩漬けの選択はあり得ません。むしろ、積極的に小さい損失を受け入れます。
デイトレードやスイングトレードを実践するものにとって、”塩漬け”は戦う武器を放棄するという、最悪の選択肢なのです。

あなたは、トレードに刺激を求めますか？それとも利益を求めますか？
もし刺激を求めるなら、感情にまかせてジェットコースターに乗り続けるのもアリでしょう。

でも、トレードに利益を求めるならば、自分の感情に負けてはいけません。
トレードはビジネスとして行うべきなのですから。